時折、ふるい家屋が壊されて、あたらしい家が建つのを見かけます。
解体される前のガランとした家屋のそばには、かならずと言っていいほど、大量のゴミ袋が山積みになっています。
背もたれのなくなった回転椅子、錆びきった子供用自転車、ボロボロのキャリーバッグなど。
それらが、さびしそうにたたずむ姿を見るたびに、「わたしたちは、家の中にどれほど多くのゴミを持ちながら生活しているのだろう」と思いをはせます。
そして、「そうならないためにできることは何か?」と考えるのです。
それ、引越し先に、持っていく?!
わたしたちは気づかないうちに、不要なものをたくさん、家に抱えています。
でも、その状態はもったいないから、必要なものだけ家にあるように、「持たない」「買わない」「使い切る」ことが大切だと考えます。
そのためには、ひとつひとつアイテムを手にとって「もし明日引越すなら、それを持っていくか?」と自分に問いただして判断すると、いい答えが出てきます。
引越しするつもりで楽しむ、「つもり引越し」
わたしはこれまでに、10回以上の引越しを経験しています。
そして毎回、ダンボールの梱包・開封・設置作業は、すごく大変です。
だから「これを新居に持っていくか?」と自分に質問するときに、ふだんにはない判断力が、発揮されます。
もしも持っていかない場合は、その分だけ、自分の負担が減るからです。
日常生活の中で「つもり引越し」をしてみると、断捨離がグッと進みます。
捨てるけど、ゴミとして捨てないために
このとき、いらないと判断したものは、なるべくゴミとしては捨てません。
だって、ゴミを捨てたら、環境に負荷がかかるからです。
たとえば、リメイクする、リサイクルショップやフリマアプリで売る、リサイクルボックスを利用するなど、なるべく資源になるように工夫をしています。
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まとめ
本田直之さんは『何を捨て何を残すかで人生は決まる』の中で、なにを捨ててなにを残すかを判断するためには、「実験」が大切だと書かれています。
まずは「つもり引越し」を実験として試してみると、すっきりとした住まいを手に入れられること、間違いなしです。
★引越すつもりで、モノの要否を見極めなければ、もったいない!